Excel で作るウォーターフォール グラフについて [excel]
Excel で作るウォーターフォール グラフについて
Excelウォーターフォール グラフは、こんな感じのグラフです ↓
数値の増加と減少の様子と、その結果の合計値がどのようになるのかをまとめて表現できるグラフです。
「ウォーターフォール チャート」とか「滝グラフ」なんていう呼ばれ方をする種類のグラフですね。
"Excel2021511-503-1"
(一般的になんて呼ぶかは別として) Excel には、「集合縦棒」とか「円」とか「折れ線」など、作成できるグラフの種類に名前が付けられて用意されていますが、「ウォーターフォール」は以前のバージョンの Excel では種類として組み込まれていなかったため、どうしても作りたい場合は「積み上げ縦棒」グラフなどをこねくり回して、結果的にウォーターフォールになるようにしていました。
Office 365 サブスクリプションの最新版 Excel や Excel 2019 では、グラフの種類として「ウォーターフォール」が追加されているため、ほかのグラフを同様にこねくり回さなくても作成できます。
今回は、Excel でのグラフ作成の基本は知っている方向けに、ウォーターフォール グラフの作成例をご紹介します。
データの準備
今回は、下図のデータを用意しました。マイナスの値は、表示形式を適用してカッコで囲まれて表示されるようにしており、合計値は SUM 関数を使った数式で準備しています。
"Excel2021511-503-2"
ベースとなるグラフの作成
グラフ化するデータのセル範囲を選択し、リボンの [挿入] タブの [グラフ] グループの [ウォーターフォール図・・・] をクリックし、[ウォーターフォール] をクリックします。
"Excel2021511-503-3"
ベースとなるウォーターフォール グラフが作成されます。
"Excel2021511-503-4"
Excel書式設定による見た目の変更
必須ではありませんが、どうやってやるの?と聞かれることが多いので、下図の Before の見た目から After の見た目になるように、作成直後のグラフに書式設定を加えることを例に、手順を紹介します。
"Excel2021511-503-5"
グラフ タイトルが不要な場合は、選択して [Delete] キーを押して削除します。(下図は削除済み)
"Excel2021511-503-6"
データ系列 (数値を表す棒の部分) を選択し、[Ctrl] キー + [1] を押して、[データ系列の書式設定] ウィンドウを表示します。
書式設定ウィンドウは、データ系列をダブル クリックしたり、右クリックして [データ系列の書式設定] をクリックしても表示できます。やり方はなんでも。
きちんとデータ系列を選択できているかどうかは、ハンドルがついている、[グラフ ツール] の [書式] タブの左端に [系列 “数値”] のように表示されている、といったところで確認できます。
"Excel2021511-503-7"
データ系列の棒と棒の間に間隔を設けずぴったりとくっつけるのであれば、[系列のオプション] の [要素の間隔] を [0%] に設定します。
"Excel2021511-503-8"
右端の [営業利益] を完成例のように下のほうに表示するには、データ系列の中の [営業利益] の要素だけに選択を絞ります。
データ系列の特定の要素だけに選択を絞ると、[データ系列の書式設定] ウィンドウの [系列のオプション] に [合計として設定] が表示されます。
きちんと [営業利益] だけを選択できている場合は、[グラフ ツール] の [書式] タブの左端に [系列 “数値” 要素 “営業利益”] のように要素名まで表示されます。
"Excel2021511-503-9"
[合計として設定] をオンにします。
"Excel2021511-503-10"
データ ラベルをデータ系列の内側に表示するには、データ ラベルを選択して [データ ラベルの書式設定] ウィンドウに切り替え、[ラベル オプション] の [ラベルの位置] で [中央] を選択します。
"Excel2021511-503-11"
データ ラベルのフォント サイズや色などを変更するには、データ ラベルを選択している状態で、リボンの [ホーム] タブの [フォント] グループのコマンドで書式設定を行います。
"Excel2021511-503-12"
ウォーターフォール チャートのできあがりです。
"Excel2021511-503-13"
ほかのグラフの種類を使って無理やり作成するのではではなく、きちんと種類として用意されているウォーターフォールでグラフを作成できるため、仕上がりまでがとても速く、合計値としての表示なども設定項目として利用できます。
最近追加されているのはウォーターフォールだけではないけれど、比較的利用頻度が高そうだったのでご紹介してみました。
必要のないひとには、「へー」というレベルの話。繰り返し工夫して時間をかけて作っていたひとには「簡単!うれしー!」というお話でした
Excelウォーターフォール グラフは、こんな感じのグラフです ↓
数値の増加と減少の様子と、その結果の合計値がどのようになるのかをまとめて表現できるグラフです。
「ウォーターフォール チャート」とか「滝グラフ」なんていう呼ばれ方をする種類のグラフですね。
"Excel2021511-503-1"
(一般的になんて呼ぶかは別として) Excel には、「集合縦棒」とか「円」とか「折れ線」など、作成できるグラフの種類に名前が付けられて用意されていますが、「ウォーターフォール」は以前のバージョンの Excel では種類として組み込まれていなかったため、どうしても作りたい場合は「積み上げ縦棒」グラフなどをこねくり回して、結果的にウォーターフォールになるようにしていました。
Office 365 サブスクリプションの最新版 Excel や Excel 2019 では、グラフの種類として「ウォーターフォール」が追加されているため、ほかのグラフを同様にこねくり回さなくても作成できます。
今回は、Excel でのグラフ作成の基本は知っている方向けに、ウォーターフォール グラフの作成例をご紹介します。
データの準備
今回は、下図のデータを用意しました。マイナスの値は、表示形式を適用してカッコで囲まれて表示されるようにしており、合計値は SUM 関数を使った数式で準備しています。
"Excel2021511-503-2"
ベースとなるグラフの作成
グラフ化するデータのセル範囲を選択し、リボンの [挿入] タブの [グラフ] グループの [ウォーターフォール図・・・] をクリックし、[ウォーターフォール] をクリックします。
"Excel2021511-503-3"
ベースとなるウォーターフォール グラフが作成されます。
"Excel2021511-503-4"
Excel書式設定による見た目の変更
必須ではありませんが、どうやってやるの?と聞かれることが多いので、下図の Before の見た目から After の見た目になるように、作成直後のグラフに書式設定を加えることを例に、手順を紹介します。
"Excel2021511-503-5"
グラフ タイトルが不要な場合は、選択して [Delete] キーを押して削除します。(下図は削除済み)
"Excel2021511-503-6"
データ系列 (数値を表す棒の部分) を選択し、[Ctrl] キー + [1] を押して、[データ系列の書式設定] ウィンドウを表示します。
書式設定ウィンドウは、データ系列をダブル クリックしたり、右クリックして [データ系列の書式設定] をクリックしても表示できます。やり方はなんでも。
きちんとデータ系列を選択できているかどうかは、ハンドルがついている、[グラフ ツール] の [書式] タブの左端に [系列 “数値”] のように表示されている、といったところで確認できます。
"Excel2021511-503-7"
データ系列の棒と棒の間に間隔を設けずぴったりとくっつけるのであれば、[系列のオプション] の [要素の間隔] を [0%] に設定します。
"Excel2021511-503-8"
右端の [営業利益] を完成例のように下のほうに表示するには、データ系列の中の [営業利益] の要素だけに選択を絞ります。
データ系列の特定の要素だけに選択を絞ると、[データ系列の書式設定] ウィンドウの [系列のオプション] に [合計として設定] が表示されます。
きちんと [営業利益] だけを選択できている場合は、[グラフ ツール] の [書式] タブの左端に [系列 “数値” 要素 “営業利益”] のように要素名まで表示されます。
"Excel2021511-503-9"
[合計として設定] をオンにします。
"Excel2021511-503-10"
データ ラベルをデータ系列の内側に表示するには、データ ラベルを選択して [データ ラベルの書式設定] ウィンドウに切り替え、[ラベル オプション] の [ラベルの位置] で [中央] を選択します。
"Excel2021511-503-11"
データ ラベルのフォント サイズや色などを変更するには、データ ラベルを選択している状態で、リボンの [ホーム] タブの [フォント] グループのコマンドで書式設定を行います。
"Excel2021511-503-12"
ウォーターフォール チャートのできあがりです。
"Excel2021511-503-13"
ほかのグラフの種類を使って無理やり作成するのではではなく、きちんと種類として用意されているウォーターフォールでグラフを作成できるため、仕上がりまでがとても速く、合計値としての表示なども設定項目として利用できます。
最近追加されているのはウォーターフォールだけではないけれど、比較的利用頻度が高そうだったのでご紹介してみました。
必要のないひとには、「へー」というレベルの話。繰り返し工夫して時間をかけて作っていたひとには「簡単!うれしー!」というお話でした
excel条件付き書式を使って〇〇という文字以外の行に色を付ける [excel]
excel条件付き書式を使って〇〇という文字以外の行に色を付ける
先日、条件付き書式についてご質問をいただきました。
たとえばこんな感じで、[項目] 列が A という文字列以外の行に色を付けたい、というような内容です。こちらをやってみましょう。
"excel2021511-487-1"
1.excel条件付き書式を設定する場所 (セル範囲) を選択し、リボンの [ホーム] タブの [セルのスタイル] グループの [条件付き書式] をクリックし、[新しいルール] をクリックします。
"excel2021511-487-2"
2.excel[新しい書式ルール] ダイアログ ボックスで [数式を使用して、書式設定するセルを決定] を選択し、下部のボックスに数式を指定します。
「=$A2="A"」は、簡単にいうと「A 列が A という文字列と等しい」という条件です。今回はこれを逆にして、「A という文字列と等しくない」としたいので、「=NOT($A2="A")」のように NOT 関数を使って逆転させます。
なお、「=NOT($A2="A")」と同等の指定をする別の数式については、最後におまけで書いてありますのでそちらもご覧ください。
"excel2021511-487-3"
3.数式を指定したら [書式] をクリックします。
"excel2021511-487-4"
4.[セルの書式設定] ダイアログ ボックスの [塗りつぶし] タブを選択し、条件に一致したときに適用したい塗りつぶしの色を選択して、[OK] をクリックします。
"excel2021511-487-5"
5.プレビューに設定した書式が表示されます。[OK] をクリックします。
"excel2021511-487-6"
6.条件付き書式が設定され、選択しているセル範囲のうち、条件を満たす (A 列が A と等しくない) セルに、選択した書式が適用されます。
"excel2021511-487-7"
手順2. のところで書いた「=NOT($A2="A")」という数式の代わりに、「=$A2<>"A"」という不等号記号を使用した数式を使用できます。
じゃあなんで NOT を使ったの?というのは、紹介したかったからです。<> だけを知っていても対応できないケースがあり、そのときに NOT 関数を使うから知っておいたほうがよいよ、という理由です。<> では対応できないケースは別の記事で書いていますので掲載をお待ちください。
"excel2021511-487-8"
数式を使った条件付き書式については こちら にもう少し詳しく書いているので、「なぜ $A2 なの?」というところが疑問な方はそちらをご覧ください。
先日、条件付き書式についてご質問をいただきました。
たとえばこんな感じで、[項目] 列が A という文字列以外の行に色を付けたい、というような内容です。こちらをやってみましょう。
"excel2021511-487-1"
1.excel条件付き書式を設定する場所 (セル範囲) を選択し、リボンの [ホーム] タブの [セルのスタイル] グループの [条件付き書式] をクリックし、[新しいルール] をクリックします。
"excel2021511-487-2"
2.excel[新しい書式ルール] ダイアログ ボックスで [数式を使用して、書式設定するセルを決定] を選択し、下部のボックスに数式を指定します。
「=$A2="A"」は、簡単にいうと「A 列が A という文字列と等しい」という条件です。今回はこれを逆にして、「A という文字列と等しくない」としたいので、「=NOT($A2="A")」のように NOT 関数を使って逆転させます。
なお、「=NOT($A2="A")」と同等の指定をする別の数式については、最後におまけで書いてありますのでそちらもご覧ください。
"excel2021511-487-3"
3.数式を指定したら [書式] をクリックします。
"excel2021511-487-4"
4.[セルの書式設定] ダイアログ ボックスの [塗りつぶし] タブを選択し、条件に一致したときに適用したい塗りつぶしの色を選択して、[OK] をクリックします。
"excel2021511-487-5"
5.プレビューに設定した書式が表示されます。[OK] をクリックします。
"excel2021511-487-6"
6.条件付き書式が設定され、選択しているセル範囲のうち、条件を満たす (A 列が A と等しくない) セルに、選択した書式が適用されます。
"excel2021511-487-7"
手順2. のところで書いた「=NOT($A2="A")」という数式の代わりに、「=$A2<>"A"」という不等号記号を使用した数式を使用できます。
じゃあなんで NOT を使ったの?というのは、紹介したかったからです。<> だけを知っていても対応できないケースがあり、そのときに NOT 関数を使うから知っておいたほうがよいよ、という理由です。<> では対応できないケースは別の記事で書いていますので掲載をお待ちください。
"excel2021511-487-8"
数式を使った条件付き書式については こちら にもう少し詳しく書いているので、「なぜ $A2 なの?」というところが疑問な方はそちらをご覧ください。
Excelで消費税抜き金額を出すについて [excel]
Excelで消費税抜き金額を出すについて
税抜き金額(本体価格)はROUNDUP関数
消費税の額ですが、2017年4月以前は、税額8%で計算。2017年4月以降は10%で計算します。
税込み金額=本体価格×(1+税率)
"Excel2021510-463-1"
すると税抜き金額(本体価格)は、
本体価格=税込み金額÷(1+税率)
"Excel2021510-463-2"
消費税の計算には、消費税率が0.08と小数点を含んでいるので、計算結果にも1円未満の端数が含まれる場合があるので、ROUND関数が必要になるのです。
本体価格に端数がでないように、ROUNDUP関数を組み込んだ式は、
=ROUNDUP(B9/(1+$D$1),0)
"Excel2021510-463-3"
Excel ROUNDUP関数の書式=ROUNDUP(数値,桁数)
■数値を指定した桁数で切り上げる
"Excel2021510-463-4"
ROUNDUP関数を使った税抜き金額(本体価格)を計算した表ができました。
"Excel2021510-463-5"
税抜き金額(本体価格)はROUNDUP関数
消費税の額ですが、2017年4月以前は、税額8%で計算。2017年4月以降は10%で計算します。
税込み金額=本体価格×(1+税率)
"Excel2021510-463-1"
すると税抜き金額(本体価格)は、
本体価格=税込み金額÷(1+税率)
"Excel2021510-463-2"
消費税の計算には、消費税率が0.08と小数点を含んでいるので、計算結果にも1円未満の端数が含まれる場合があるので、ROUND関数が必要になるのです。
本体価格に端数がでないように、ROUNDUP関数を組み込んだ式は、
=ROUNDUP(B9/(1+$D$1),0)
"Excel2021510-463-3"
Excel ROUNDUP関数の書式=ROUNDUP(数値,桁数)
■数値を指定した桁数で切り上げる
"Excel2021510-463-4"
ROUNDUP関数を使った税抜き金額(本体価格)を計算した表ができました。
"Excel2021510-463-5"
excel LEFT 関数:文字列の先頭から抽出する [excel]
excel LEFT 関数:文字列の先頭から抽出する
はじめに
excelの LEFT 関数の使い方を紹介します。
LEFT 関数は文字列の先頭から指定した文字数を抽出します。
文字列の先頭 2 桁を抽出したいときに使用します。
文字列の途中から抽出するには「MID 関数」を使用します。
文字列の最後から抽出するには「RIGHT 関数」を使用します。
文字列の文字数を取得するには「LEN 関数」を使用します。
構文
LEFT(文字列)
excel文字列の左から 1 文字を取得します。
LEFT(文字列, 文字数)
文字列の左から文字数分を取得します。
引数「文字列」 抽出元の文字列を指定します。
引数「文字数」 省略できます。省略すると 1 文字抽出します。
抽出する文字数を指定します。
使用例
2 文字を抽出する
=LEFT("あいうえお",2)
"excel2021508-438-1"
文字数を変化させて抽出する
=LEFT(B3,C3)
"excel2021508-438-2"
解説
引数「文字数」に 0 を指定すると何も抽出しません。
引数「文字数」に引数「文字列」を超える文字数を指定すると全ての文字を抽出します。
引数「文字数」にマイナスの値を指定するとエラー#VALUE!になります。
日付や時間から抽出する
日付は数値を日付の形式に表示しています。引数「文字列」に日付型のセルを指定したときは、内部で持っている数値を抽出します。
"excel2021508-438-3"
日付の見た目の通りに抽出したいときは「TEXT 関数」で日付を文字列に変換します。
=TEXT(B3,"yyyy/m/d")
=LEFT(TEXT(B3,"yyyy/m/d"),C3)
"excel2021508-438-4"
表示形式はセルの書式設定のユーザー定義を見れば確認できます。
"excel2021508-438-5"
日付の表示形式について詳しくは「日付の表示形式の一覧」をご覧ください。
はじめに
excelの LEFT 関数の使い方を紹介します。
LEFT 関数は文字列の先頭から指定した文字数を抽出します。
文字列の先頭 2 桁を抽出したいときに使用します。
文字列の途中から抽出するには「MID 関数」を使用します。
文字列の最後から抽出するには「RIGHT 関数」を使用します。
文字列の文字数を取得するには「LEN 関数」を使用します。
構文
LEFT(文字列)
excel文字列の左から 1 文字を取得します。
LEFT(文字列, 文字数)
文字列の左から文字数分を取得します。
引数「文字列」 抽出元の文字列を指定します。
引数「文字数」 省略できます。省略すると 1 文字抽出します。
抽出する文字数を指定します。
使用例
2 文字を抽出する
=LEFT("あいうえお",2)
"excel2021508-438-1"
文字数を変化させて抽出する
=LEFT(B3,C3)
"excel2021508-438-2"
解説
引数「文字数」に 0 を指定すると何も抽出しません。
引数「文字数」に引数「文字列」を超える文字数を指定すると全ての文字を抽出します。
引数「文字数」にマイナスの値を指定するとエラー#VALUE!になります。
日付や時間から抽出する
日付は数値を日付の形式に表示しています。引数「文字列」に日付型のセルを指定したときは、内部で持っている数値を抽出します。
"excel2021508-438-3"
日付の見た目の通りに抽出したいときは「TEXT 関数」で日付を文字列に変換します。
=TEXT(B3,"yyyy/m/d")
=LEFT(TEXT(B3,"yyyy/m/d"),C3)
"excel2021508-438-4"
表示形式はセルの書式設定のユーザー定義を見れば確認できます。
"excel2021508-438-5"
日付の表示形式について詳しくは「日付の表示形式の一覧」をご覧ください。
excel SMALL 関数:昇順で指定した順位の値を取得する [excel]
excel SMALL 関数:昇順で指定した順位の値を取得する
はじめに
excelの SMALL 関数の使い方を紹介します。
SMALL 関数は昇順で指定した順位の値を取得します。1, 2, 3 のような順番が昇順です。
条件に一致する中での順位の値を取得方法も紹介します。
降順の順位の値を取得するには「LARGE 関数」を使用します。
順位を比率で指定して取得するには「PERCENTILE 関数」を使用します。
構文
SMALL(範囲, 順位)
範囲の中から昇順の順位の値を取得します。
引数「範囲」 セルの範囲、数値を指定できます。
引数「順位」 引数「範囲」の中から取得する順位を指定します。
使用例
excelセルの範囲「B2」~「B6」で 1 番目に小さい値を取得する。
=SMALL(B2:B6,1)
"excel2021508-426-1"
セル「C3」の順位の値を取得する。
=SMALL($B$4:$B$8,C3)
"excel2021508-426-2"
解説
引数「範囲」に数値以外の値を指定したときはエラー#NUM!になります。数値が 1 つでも含まれていればエラーにはなりません。
引数「順位」に引数「範囲」の個数を超える値を指定したときはエラー#NUM!になります。引数「範囲」に 3 個の値を指定したときに引数「順位」に指定できる値は1 ~ 3です。
同率順位の値があるときは、その順位でも次の順位でも値を取得できます。次のように 2 位が複数あるときは、2 位でも 3 位でも取得できます。
"excel2021508-426-3"
条件に一致した順位の値を取得する
グループごとの順位を指定したいときなど条件を付けるには「条件に一致する順位の値を取得する」をご覧ください。
はじめに
excelの SMALL 関数の使い方を紹介します。
SMALL 関数は昇順で指定した順位の値を取得します。1, 2, 3 のような順番が昇順です。
条件に一致する中での順位の値を取得方法も紹介します。
降順の順位の値を取得するには「LARGE 関数」を使用します。
順位を比率で指定して取得するには「PERCENTILE 関数」を使用します。
構文
SMALL(範囲, 順位)
範囲の中から昇順の順位の値を取得します。
引数「範囲」 セルの範囲、数値を指定できます。
引数「順位」 引数「範囲」の中から取得する順位を指定します。
使用例
excelセルの範囲「B2」~「B6」で 1 番目に小さい値を取得する。
=SMALL(B2:B6,1)
"excel2021508-426-1"
セル「C3」の順位の値を取得する。
=SMALL($B$4:$B$8,C3)
"excel2021508-426-2"
解説
引数「範囲」に数値以外の値を指定したときはエラー#NUM!になります。数値が 1 つでも含まれていればエラーにはなりません。
引数「順位」に引数「範囲」の個数を超える値を指定したときはエラー#NUM!になります。引数「範囲」に 3 個の値を指定したときに引数「順位」に指定できる値は1 ~ 3です。
同率順位の値があるときは、その順位でも次の順位でも値を取得できます。次のように 2 位が複数あるときは、2 位でも 3 位でも取得できます。
"excel2021508-426-3"
条件に一致した順位の値を取得する
グループごとの順位を指定したいときなど条件を付けるには「条件に一致する順位の値を取得する」をご覧ください。
excelぶら下げインデントをきれいに見せる [excel]
excelぶら下げインデントをきれいに見せる
段落の1行目に見出し項目がある文章では、項目を目立たせるために2行目以降を字下げすることがあります。
このような字下げを[ぶら下げインデント]といいます。設定するときは、見出し項目と文章の間に空白を入れると
見出しが目立ち、文章の先頭がちゃんと揃うのでレイアウト的にもきれいです。
1. ぶら下げインデントを設定する段落を選択して、ルーラーの[ぶら下げインデントマーク]を右にドラッグして、2行目以降を字下げします。
"excel2021529-451-1"
2. excelマウスボタンを離すと、2行目以降が字下げされます。
"excel2021529-451-2"
3.excel 見出し項目と文章の間にカーソルを移動して[Tab]キーを押します。
"excel2021529-451-3"
4. カーソルから後ろの文章が2行目以降の行頭に揃います。
"excel2021529-451-4"
5. 次の段落も同じように操作をして、見出し項目後の文章を字下げします。
"excel2021529-451-5"
6. ぶら下げインデントは次の行にも継続されるので、改行して3番目の見出し項目を入力したら[Tab]キーを押してカーソルを移動します。
"excel2021529-451-6"
段落の1行目に見出し項目がある文章では、項目を目立たせるために2行目以降を字下げすることがあります。
このような字下げを[ぶら下げインデント]といいます。設定するときは、見出し項目と文章の間に空白を入れると
見出しが目立ち、文章の先頭がちゃんと揃うのでレイアウト的にもきれいです。
1. ぶら下げインデントを設定する段落を選択して、ルーラーの[ぶら下げインデントマーク]を右にドラッグして、2行目以降を字下げします。
"excel2021529-451-1"
2. excelマウスボタンを離すと、2行目以降が字下げされます。
"excel2021529-451-2"
3.excel 見出し項目と文章の間にカーソルを移動して[Tab]キーを押します。
"excel2021529-451-3"
4. カーソルから後ろの文章が2行目以降の行頭に揃います。
"excel2021529-451-4"
5. 次の段落も同じように操作をして、見出し項目後の文章を字下げします。
"excel2021529-451-5"
6. ぶら下げインデントは次の行にも継続されるので、改行して3番目の見出し項目を入力したら[Tab]キーを押してカーソルを移動します。
"excel2021529-451-6"
excel数式について [excel]
excel数式について
★数式とは
数式とは等号(=)で始まる計算式のことです。数値を使ったり他のセルを参照して、四則演算(足し算、引き算、掛け算、割り算)などの計算を行う事ができます。
足し算の例:10+3 ⇒13
1.A1に、”=10+3″と入れる。
"excel2021528-792-1"
2.下図赤丸部分の入力ボタンか、Enterキーを押し、入力を確定する。
"excel2021528-792-2"
3.下図は、入力ボタンを押した結果。入力した数式の値が表示される。数式バーで、数式が入っていることが分かる。
"excel2021528-792-3"
4.A2も同様である。
"excel2021528-792-4"
★代表的な関数
■関数の書式
関数の書式は、等号(=)の右側に関数名を入力し、引数をかっこ()で囲みます。
"excel2021528-792-5"
※この例にある “SUM関数” の “SUM” とは “合計” という意味の英語です。
■引数について
関数では、計算などの処理の対象となる値やセル範囲、文字列などを “引数(ひきすう)” として指定します。引数の種類は、使用する関数によって異なります。引数にセル範囲をしていするときは、コロン(:)を使って入力します。範囲をカンマ(,)で区切って入力すると、複数の範囲を指定することができます。マウスを使って引数にセル範囲を指定すると、自動的にコロン(:)やカンマ(,)が入力されます。
■四則演算と関数の比較
セルC5~C12の合計を求める場合、四則演算と関数では次のように違いがあります。
四則演算の場合は、足し算のため数式が長くなります。
"excel2021528-792-6"
SUM関数を使って合計を求める場合は、関数名を指定して()の中に合計する範囲を指定します。四則演算と比べると、数式を短くすることができます。
"excel2021528-792-7"
■合計の計算
合計を求める計算式を、SUM(サム)関数といいます。SUM関数は、「ホーム」タブの[編集]の Σ [合計]ボタンを使って、簡単に入力することができます。SUM関数を使うと、合計したい範囲を指定するだけで、簡単に合計を求めることができます。
"excel2021528-792-8"
■[合計]ボタンから入力できる関数
[合計]ボタンの▼をクリックすると、合計の他に、平均、数値の個数、最大値、最小値などを求めることもできます。[合計]ボタンは、[ホーム]タブと [数式]タブにあります。[数式]タブでは[オートSUM]ボタンになっています。
★数式とは
数式とは等号(=)で始まる計算式のことです。数値を使ったり他のセルを参照して、四則演算(足し算、引き算、掛け算、割り算)などの計算を行う事ができます。
足し算の例:10+3 ⇒13
1.A1に、”=10+3″と入れる。
"excel2021528-792-1"
2.下図赤丸部分の入力ボタンか、Enterキーを押し、入力を確定する。
"excel2021528-792-2"
3.下図は、入力ボタンを押した結果。入力した数式の値が表示される。数式バーで、数式が入っていることが分かる。
"excel2021528-792-3"
4.A2も同様である。
"excel2021528-792-4"
★代表的な関数
■関数の書式
関数の書式は、等号(=)の右側に関数名を入力し、引数をかっこ()で囲みます。
"excel2021528-792-5"
※この例にある “SUM関数” の “SUM” とは “合計” という意味の英語です。
■引数について
関数では、計算などの処理の対象となる値やセル範囲、文字列などを “引数(ひきすう)” として指定します。引数の種類は、使用する関数によって異なります。引数にセル範囲をしていするときは、コロン(:)を使って入力します。範囲をカンマ(,)で区切って入力すると、複数の範囲を指定することができます。マウスを使って引数にセル範囲を指定すると、自動的にコロン(:)やカンマ(,)が入力されます。
■四則演算と関数の比較
セルC5~C12の合計を求める場合、四則演算と関数では次のように違いがあります。
四則演算の場合は、足し算のため数式が長くなります。
"excel2021528-792-6"
SUM関数を使って合計を求める場合は、関数名を指定して()の中に合計する範囲を指定します。四則演算と比べると、数式を短くすることができます。
"excel2021528-792-7"
■合計の計算
合計を求める計算式を、SUM(サム)関数といいます。SUM関数は、「ホーム」タブの[編集]の Σ [合計]ボタンを使って、簡単に入力することができます。SUM関数を使うと、合計したい範囲を指定するだけで、簡単に合計を求めることができます。
"excel2021528-792-8"
■[合計]ボタンから入力できる関数
[合計]ボタンの▼をクリックすると、合計の他に、平均、数値の個数、最大値、最小値などを求めることもできます。[合計]ボタンは、[ホーム]タブと [数式]タブにあります。[数式]タブでは[オートSUM]ボタンになっています。
excel文字色・背景色とは [excel]
excelVBA セルをクリアする [excel]
excelVBA セルをクリアする
はじめに
Excel VBA マクロのセルをクリアする方法を紹介します。
Range.Clear メソッドまたは Cells.Clear メソッドでセルの値や書式などを削除できます。
書式をクリアするには「セルの書式をクリアする」をご覧ください。
セルを取得するには「セルや範囲を取得する」をご覧ください。
目次
セルをクリアする
セルの範囲をクリアする
指定したシートのセルをクリアする
セルをクリアする
セルをクリアするメソッドはいくつもあります。クリアする目的にあったものを使用します。
メソッド名 クリアするもの
"excel2021524-699-1"
Range の引数にセル名を指定すると、そのセルをクリアします。
セル「A1」をクリアするにはRange("A1").Clearを入力します。
コピー
Range("A1").Clear
"excel2021524-699-2"
Cells の引数にセルの行と列の番号を指定すると、そのセルをクリアします。
行「2」、列「A」をクリアするにはCells(2, 1).Clearを入力します。
コピー
Cells(1, 1).Clear ' A1
Cells(2, 1).Clear ' A2a
Cells(1, 2).Clear ' B1
Cells(2, 2).Clear ' B2
セルの範囲をクリアする
セルの範囲「A1」~「B2」をクリアするにはRange("A1:B2").ClearまたはRange("A1", "B2").Clearを入力します。
コピー
Range("A1:B2").Clear
Range("A1", "B2").Clear
すべてのセルをクリアするにはCells.Crearを入力します。
コピー
Cells.Clear
指定したシートのセルをクリアする
シートを指定するには Worksheets の引数にシート名またはインデックスを指定します。
Sheet1 を指定するにはWorksheets("Sheet1")またはWorksheets(1)を入力します。
"excel2021524-699-3"
コピー
' Sheet1 のセル「A1」をクリア
Worksheets("Sheet1").Range("A1").Clear
Worksheets(1).Range("A1").Clear
' Sheet2 のセル「A1」をクリア
Worksheets("Sheet2").Range("A1").Clear
Worksheets(2).Range("A1").Clear
Sheet1 に Range や Cells を入力すると、自身のシートのセルになります。自身を表すMe.が省略されています。
コピー
' どちらも同じコード
Range("A1").Value = "Sheet1"
Me.Range("A1").Value = "Sheet1"
標準モジュールに Range や Cells を入力すると、アクティブなシートのセルになります。アクティブシートを表すActiveSheet.が省略されています。
コピー
' どちらも同じコード
Range("A1").Value = "アクティブ"
ActiveSheet.Range("A1").Value = "アクティブ"
はじめに
Excel VBA マクロのセルをクリアする方法を紹介します。
Range.Clear メソッドまたは Cells.Clear メソッドでセルの値や書式などを削除できます。
書式をクリアするには「セルの書式をクリアする」をご覧ください。
セルを取得するには「セルや範囲を取得する」をご覧ください。
目次
セルをクリアする
セルの範囲をクリアする
指定したシートのセルをクリアする
セルをクリアする
セルをクリアするメソッドはいくつもあります。クリアする目的にあったものを使用します。
メソッド名 クリアするもの
"excel2021524-699-1"
Range の引数にセル名を指定すると、そのセルをクリアします。
セル「A1」をクリアするにはRange("A1").Clearを入力します。
コピー
Range("A1").Clear
"excel2021524-699-2"
Cells の引数にセルの行と列の番号を指定すると、そのセルをクリアします。
行「2」、列「A」をクリアするにはCells(2, 1).Clearを入力します。
コピー
Cells(1, 1).Clear ' A1
Cells(2, 1).Clear ' A2a
Cells(1, 2).Clear ' B1
Cells(2, 2).Clear ' B2
セルの範囲をクリアする
セルの範囲「A1」~「B2」をクリアするにはRange("A1:B2").ClearまたはRange("A1", "B2").Clearを入力します。
コピー
Range("A1:B2").Clear
Range("A1", "B2").Clear
すべてのセルをクリアするにはCells.Crearを入力します。
コピー
Cells.Clear
指定したシートのセルをクリアする
シートを指定するには Worksheets の引数にシート名またはインデックスを指定します。
Sheet1 を指定するにはWorksheets("Sheet1")またはWorksheets(1)を入力します。
"excel2021524-699-3"
コピー
' Sheet1 のセル「A1」をクリア
Worksheets("Sheet1").Range("A1").Clear
Worksheets(1).Range("A1").Clear
' Sheet2 のセル「A1」をクリア
Worksheets("Sheet2").Range("A1").Clear
Worksheets(2).Range("A1").Clear
Sheet1 に Range や Cells を入力すると、自身のシートのセルになります。自身を表すMe.が省略されています。
コピー
' どちらも同じコード
Range("A1").Value = "Sheet1"
Me.Range("A1").Value = "Sheet1"
標準モジュールに Range や Cells を入力すると、アクティブなシートのセルになります。アクティブシートを表すActiveSheet.が省略されています。
コピー
' どちらも同じコード
Range("A1").Value = "アクティブ"
ActiveSheet.Range("A1").Value = "アクティブ"
excelVBA セルに色を設定する [excel]
excelVBA セルに色を設定する
はじめに
Excel VBA マクロのセルに色を設定する方法を紹介します。
文字色は Range.Font.Color プロパティまたは Cells.Font.Color プロパティで設定できます。
背景色は Range.Interior.Color プロパティまたは Cells.Interior.Color プロパティで設定できます。
色を取得するには「セルの色を取得する」をご覧ください。
セルを取得するには「セルや範囲を取得する」をご覧ください。
目次
セルに色を設定する
セルの範囲に色を設定する
指定したシートのセルに色を設定する
セルに色を設定する
色は「Rgb 関数」で取得した値を設定します。
Range の引数にセル名を指定すると、そのセルに色を設定できます。
Excelセル「A1」に色を設定するにはRange("A1").Font.Colorを入力します。
コピー
Range("A1").Font.Color = RGB(255, 0, 0) ' 文字色
Range("A1").Interior.Color = RGB(200, 200, 200) ' 背景色
"excel202524-698-1"
Cells の引数にセルの行と列の番号を指定すると、そのセルに色を設定できます。
行「2」、列「A」に色を設定するにはCells(2, 1).Font.Colorを入力します。
コピー
Cells(1, 1).Font.Color = RGB(255, 0, 0) ' A1
Cells(2, 1).Font.Color = RGB(255, 0, 0) ' A2
Cells(1, 2).Interior.Color = RGB(255, 0, 0) ' B1
Cells(2, 2).Interior.Color = RGB(255, 0, 0) ' B2
ColorIndex プロパティを使用しても色を設定できます。それぞれの色に対応した数値を設定します。
コピー
Range("A1").Font.ColorIndex = 3 ' 赤
Range("A1").Interior.ColorIndex = 35 ' 黄緑
"excel202524-698-2"
セルの範囲に色を設定する
セルの範囲「A1」~「B2」に同じ色を設定するにはRange("A1:B2").Font.ColorまたはRange("A1", "B2").Font.Colorを入力します。
コピー
Range("A1:B2").Font.Color = RGB(255, 0, 0) ' 文字色
Range("A1", "B2").Interior.Color = RGB(200, 200, 200) ' 背景色
"excel202524-698-3"
Excel指定したシートのセルに色を設定する
シートを指定するには Worksheets の引数にシート名またはインデックスを指定します。
Sheet1 を指定するにはWorksheets("Sheet1")またはWorksheets(1)を入力します。
"excel202524-698-4"
コピー
' Sheet1 のセル「A1」に文字色を設定
Worksheets("Sheet1").Range("A1").Font.Color = RGB(255, 0, 0)
Worksheets(1).Range("A1").Font.Color = RGB(255, 0, 0)
' Sheet2 のセル「A1」に背景色を設定
Worksheets("Sheet2").Range("A1").Interior.Color = RGB(200, 200, 200)
Worksheets(2).Range("A1").Interior.Color = RGB(200, 200, 200)
Sheet1 に Range や Cells を入力すると、自身のシートのセルになります。自身を表すMe.が省略されています。
コピー
' どちらも同じコード
Range("A1").Value = "Sheet1"
Me.Range("A1").Value = "Sheet1"
標準モジュールに Range や Cells を入力すると、アクティブなシートのセルになります。アクティブシートを表すActiveSheet.が省略されています。
コピー
' どちらも同じコード
Range("A1").Value = "アクティブ"
ActiveSheet.Range("A1").Value = "アクティブ"
はじめに
Excel VBA マクロのセルに色を設定する方法を紹介します。
文字色は Range.Font.Color プロパティまたは Cells.Font.Color プロパティで設定できます。
背景色は Range.Interior.Color プロパティまたは Cells.Interior.Color プロパティで設定できます。
色を取得するには「セルの色を取得する」をご覧ください。
セルを取得するには「セルや範囲を取得する」をご覧ください。
目次
セルに色を設定する
セルの範囲に色を設定する
指定したシートのセルに色を設定する
セルに色を設定する
色は「Rgb 関数」で取得した値を設定します。
Range の引数にセル名を指定すると、そのセルに色を設定できます。
Excelセル「A1」に色を設定するにはRange("A1").Font.Colorを入力します。
コピー
Range("A1").Font.Color = RGB(255, 0, 0) ' 文字色
Range("A1").Interior.Color = RGB(200, 200, 200) ' 背景色
"excel202524-698-1"
Cells の引数にセルの行と列の番号を指定すると、そのセルに色を設定できます。
行「2」、列「A」に色を設定するにはCells(2, 1).Font.Colorを入力します。
コピー
Cells(1, 1).Font.Color = RGB(255, 0, 0) ' A1
Cells(2, 1).Font.Color = RGB(255, 0, 0) ' A2
Cells(1, 2).Interior.Color = RGB(255, 0, 0) ' B1
Cells(2, 2).Interior.Color = RGB(255, 0, 0) ' B2
ColorIndex プロパティを使用しても色を設定できます。それぞれの色に対応した数値を設定します。
コピー
Range("A1").Font.ColorIndex = 3 ' 赤
Range("A1").Interior.ColorIndex = 35 ' 黄緑
"excel202524-698-2"
セルの範囲に色を設定する
セルの範囲「A1」~「B2」に同じ色を設定するにはRange("A1:B2").Font.ColorまたはRange("A1", "B2").Font.Colorを入力します。
コピー
Range("A1:B2").Font.Color = RGB(255, 0, 0) ' 文字色
Range("A1", "B2").Interior.Color = RGB(200, 200, 200) ' 背景色
"excel202524-698-3"
Excel指定したシートのセルに色を設定する
シートを指定するには Worksheets の引数にシート名またはインデックスを指定します。
Sheet1 を指定するにはWorksheets("Sheet1")またはWorksheets(1)を入力します。
"excel202524-698-4"
コピー
' Sheet1 のセル「A1」に文字色を設定
Worksheets("Sheet1").Range("A1").Font.Color = RGB(255, 0, 0)
Worksheets(1).Range("A1").Font.Color = RGB(255, 0, 0)
' Sheet2 のセル「A1」に背景色を設定
Worksheets("Sheet2").Range("A1").Interior.Color = RGB(200, 200, 200)
Worksheets(2).Range("A1").Interior.Color = RGB(200, 200, 200)
Sheet1 に Range や Cells を入力すると、自身のシートのセルになります。自身を表すMe.が省略されています。
コピー
' どちらも同じコード
Range("A1").Value = "Sheet1"
Me.Range("A1").Value = "Sheet1"
標準モジュールに Range や Cells を入力すると、アクティブなシートのセルになります。アクティブシートを表すActiveSheet.が省略されています。
コピー
' どちらも同じコード
Range("A1").Value = "アクティブ"
ActiveSheet.Range("A1").Value = "アクティブ"